きょうの合唱練習風景(3/19)

花曇りの空の下、13日にスプリングコンサートが開催されました。
翌日は朝から一日冷たい雨だったのですから
13日に降らずに済んだのは奇跡かも…
それとも実行委員長、小松先生の晴子パワー?!
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。

合唱団のプログラムは全5曲。
最後にはお客様と「いい日旅立ち」も熱唱。
オープニングにふさわしく和やかなステージになりました。
私達の発表はじめ詳細は
スタッフによるレポートをお楽しみに!

さて、余韻も冷めやらぬまま
次のイベントに向けた練習です。
新宿区主催の平和のつどいは歌と朗読によるイベント。
地元早稲田でのコンサートから更にエリアを広げ
新宿区から歌える喜び、平和への想いを発信します。

大隈講堂より広い新宿文化センター。
人数の少なさを感じさせない歌声を目指して。
ということで、目標とする歌声は「キラ声」
キラキラボイス? キラ歌い? 等迷ったのですが
ネーミングは「キラ声」で。
今後はこれが団員の合言葉になるでしょう。

しかしこういった指導そのものは別に
今に始まったことではありません。
これこそ我が合唱団の響き作りの根幹だと思っています。
ただ発足時より年齢層が広がり、団の在り方も変わりつつある今
もう一度原点に立ち戻って再確認です。
これが早稲田少年少女合唱団の個性なのだと思います。

スプリングコンサートでは
ヴァイオリンの伴奏もさせていただいたのですが
結花先生と私は全く違うところで活動してきた音楽家同士。
合唱団を通じて知り合い、共演する機会を得ました。
当然それぞれが個性を持ち、それぞれのアプローチで曲と対峙しますが
合わせていくうちに、どんどん溶けあい新しい一つの個性になっていく…
そしてステージでは、観客の皆さんの空気がそれに加わり
その時にしか生み出せない音楽になる。
そんな感覚を今更ですが味わいました。
最初の合わせからたった1ヶ月のことでしたが
中身の濃い音楽作りの時間を与えていただいたことに感謝しています。

合唱団での活動も同じことかもしれません。
音楽を通して自分を見つめたり相手を認めたり
そしてみんなで団の個性を作っていく。
子ども達にとって、合唱団がそんな場所であれば、と思っています。

(文:田中尚美先生)

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