行きつくところは個人力
早いもので2013年最後の月を迎えました。
思い出に浸ってしみじみ振り返るのは、もうちょっと後にして今は練習。
本当にいよいよって感じになってきました。
それもそのはず、定演までに山本先生がいらっしゃるのはあと2回。
7日は個人練だし、14日は定演前日のため楽器搬出で少し早めに練習を切り
上げないといけないし。
例によって高校生は試験前や試験中で、全員揃うのは多分前日(当日だったりして)。
演奏する上で大切なバランスが確認できず、先生はすごく大変(なはず)。
でも独特の緊張感・緊迫感がある意味心地いいから不思議です。
私には団員達に望むことがあります。
大それたことではなく、ごくごく日常的なこと。
前向きに取り組んでほしい、
言い訳や自分を落とすことはしてほしくない、
そう、好きで入団し好きで続けているわけですから、簡単なことのはずです。
漠然とした思いなのですが言葉にすると
『音楽と自分自身を大切にしてほしい』
でしょうか。
「眠い朝も、疲れている日も、やっぱり来てよかった」と思ってほしい。
プレッシャーで押しつぶされそうになりながらもソロ演奏は果敢に挑んでほしい。
上手くいかない時は何度も何度も繰り返して、気持ちは負けないで。
逃げないでほしいし、責任は果たしてほしい、
と挙げてみるといろいろあって何とも欲張りですね。
でもよっぽどのことがない限り私から団員達にそれを伝えることはありません。
自分で何とかして、自分で体験してほしいから。
しっかり環境を整えて、そっと見守るだけです。
木の陰で心配そうに飛雄馬を見守る明子姉ちゃんのように(って古っ!!!)
良い演奏をするのに必要なアンサンブル力は、やっぱり「合わせよう」とする
気持ち一つという気がします。
だから、みんなの努力が実を結び熱い演奏になるには、アンサンブル力を活かすためにも
まずは一人ひとりの力が必要なわけです。
個人練習の時間がなかなか取れないラボ吹ですが、団員達は一人ひとり確実に力を伸ばしています。
これはすごいことだと思います。
皆さんに聴いていただくことで彼らはまた一つ成長するでしょう。
ぜひ定期演奏会を聴きにいらしてください。
お待ちしています。