★はるかぜコンサート2011レポート★

2011年3月27日、若松地域センターにて「はるかぜコンサート2011」が行われました。

この月の11日におこった東北から関東を襲った大震災をうけて

さまざまなイベントが自粛していくなか、

わたしたち早稲田少年少女合唱団の「はるかぜコンサート」もどうするべきか迷いました。

被害が小さかったとはいえ、小学生を持つ家庭では
学校の修了式を待たず西方へ避難したり

自宅から出られずにいたり、他の地域へ引越しするケースも見られました。

それほどこの地震は新宿区にも大きなショックを与えたのです。

しかしながらわたしたちの暮らす地域は幸いにも計画停電区域からはずれ、

日用品や食料品など、まだ制約はあるにせよ

街のようすは震災前の状態に少しずつ戻ってきています。

余震もだんだん少なくなってきて、子ども達に笑顔が戻り、

外で元気にあそぶ姿も見られるようになりました。

1年に一度の集大成、はるかぜコンサートは

わたしたちにとって、どんなに大きな舞台よりもたいせつなコンサートです。

合唱団の子ども達は毎週元気に練習しているし、天気も上々、会場施設も通常どおり、

なんの問題もありません。

いまのわたしたちにできることは、歌うことなのです。

子ども達の真剣な歌声が、

被災地でがんばっている方々のもとに届けられたらいいなと、

今回、YouTubeに公開することを決めました。

そして見てくれた人が一緒に歌ってくれたら、これほどうれしいことはありません。

★グループ発表につきましては、5月8日をもちまして一般公開を終了しました。



line.gif


はるかぜコンサート2011


プログラムは

こちら

◆ゆかいに歩けば

はるかぜコンサートの幕開けは全員合唱です。
今回、初の試みで若松地域センターホールを会場にしてみました。
こじんまりとした内部ですが天井の丸みや幕が反響板の役目を果たしているのか、音の響きが非常に良いホールです。


ゆかいに歩けばYouTube動画

◆誰かが口笛ふいた

全員合唱2曲目。


誰かが口笛ふいたYouTube動画

◆切手のないおくりもの

グループ発表1曲目。小2二人の発表です。曲を決めるときに小松先生に語った、

「私たちにも歌えるんだってことを皆に見てもらうの」という言葉どおり

最後まで堂々と歌いあげました。

◆春が来た

グループ発表2曲目。小2一人、小3二人のグループです。

うちひとりは文京区から毎週練習に来てくれています。

◆さんぽ

グループ発表3曲目。小2一と小4の兄弟です。ほんとは3兄弟で、

こちらでデビューを果たしたユニットです(実はママも)。

◆耳をすませば

グループ発表4曲目。小3が6人、小4一人、小5二人。

着実に力がついてきているグループです。

戸塚第二小学校と早稲田小学校の児童で構成されています。

◆花束を空になげよう

グループ発表5曲目。小3ひとりと、小4三人。

戸塚第一小学校と早稲田小学校の児童で構成されています。

◆旅立ちの日に

グループ発表6曲目。早稲田小学校の6人。

3年生から歌い始めて堂々とした歌唱力で聴かせてくれました。

みんな4月からはそれぞれの道を歩き始めます。

歌いたくなったらまたいつでも遊びにきてね。

◆街にだかれて

グループ発表7曲目。高2、中3、中2、小6の4人。

違った環境で生活する子ども達が心をひとつにして声を合わせる、

これこそ合唱ではないでしょうか。

◆桜散る頃〜僕達のLast Song〜

グループ発表最後の曲。同じ中学の3年生ユニットです。

小学校時代から金管バンド、合唱と、いつも生活をともにしてきた3人。

キャリアを感じさせる歌声もさることながら信頼感溢れるオーラに、

聴いている私たちも思わず包まれてしまうようです。

彼女たちは高校でも音楽を続けることを選択しました。

◆YELL〜エール〜

ここから再び全員合唱です。

昨年新宿文化センターで開催された国際交流で、

チェコ合唱団「ボニ・プエリ」と、地域の合唱団の子どもたちとともに歌った

思い出深い一曲です。


エールYouTube動画

◆モルダウの流れ

去年のテーマ曲ともいえる「モルダウの流れ」。


モルダウの流れYouTube動画

◆五羽のつばめ

この曲は小松先生が早稲田少年少女合唱団のテーマ曲として選んだ曲です。

小さなヒナだったつばめがやがて大空に羽ばたいていく姿を

合唱団の子どもたちに重ね、毎週ご指導してくださっています。


五羽のつばめYouTube動画

◆翼をください

会場にいらしてくださったお客様や保護者の方々と一緒に。

皆さん子どもたちの声に負けないくらいのパワーで歌ってくださいました。


翼をくださいYouTube動画

◆ふるさと

合唱団バージョン。


ふるさとYouTube動画

◆ふるさと〜会場の皆さんと〜

会場のみんなでバージョン。


ふるさと〜会場の皆さんと〜YouTube動画

*おまけ*BELIEVE〜限定公開〜

コンサートのあと、会場を移して団員とその保護者でお茶会を開きました。

実はこのコンサートを開くのに精一杯で、

お茶会の内容をまったく考えていなかったことに

お茶会会場に入ってから気づいてスタッフ一同固まりました。

とりあえず団員ひとりひとりにコンサートの感想を聞いてからアンコールということになり、

結局コンサートで歌ったグループ曲をひととおりアカペラで歌うことに。

田中先生の「私のピアノがなくても、みんなこんなに上手に歌えるんです」という言葉が印象に残りました。

最後に子どもたちから花束と、

ブン兄ちゃんの指揮で「ビリーブ」の歌を

先生方に贈りました(スマホで撮った画像なのでかなり荒いです)。

やっぱりこの曲、いい曲ですね!

来年のはるかぜはどんな風が合唱団にそよぐのでしょう。


ビリーブYouTube動画※一般には公開されていません。

Share on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin
Share on Tumblr
Tumblr
Email this to someone
email

このページを共有してください