12月の合唱練習風景(2018年)

平和派遣コンサート、榎町地域センターまつり、定期演奏会と
年内のイベントが全て終わりました。
今年もいろいろなことがありました。

それが希望というものさ」
いうものさ、さらりと受けとめてくれるあたたかさ。
押しつけることのない優しさのある詩です。
それがメロディーにのり、子ども達に歌われる時
更に混じり気のないさりげなさが加わります。
清々しい素敵な曲です。
「希望の歌」に出会えたことは今年最大の収穫でした。
合唱団講師でなかったら、その存在を知る機会もなかったかもしれません。

「夕やけに拍手」は小学校時代に合唱クラブで歌った歌です。
あれから45年、幼なじみとの再会のようでした。
当時の音楽の先生には大人になってからも何かとお世話になりました。
晩年、車椅子生活になられても尚、地域のシニアの方達を集め
唱歌や童謡を指導していらした先生。
今回の定演プログラム作りは
そんなことも思い出されてのことだったかもしれません。

2018年の最終日はクリスマス会。
歌ったりゲームをしたり。
そして読み聞かせにピアノ演奏を加えた
朗読と音楽による「くるみ割り人形」を発表しました。
語りはもちろん上口先生です。
音楽はピアノソロ用アレンジの「くるみ割り人形」と、
その他チャイコフスキーのピアノ小品集からお話に合わせて。
「くるみ割り人形」は
何と言っても行進曲と花のワルツが有名ですが
それ以外の曲も親しみやすく素敵です。
今時の言葉で言うならキャッチーな作品なんですね。
CMでもよく使われ、バレエの作品としても有名なので
第九のように年末には必ず公演があります。

絵本が音楽になっているものもあります。
有名なのは「はらぺこあおむし」
こちらも以前、上口先生と一緒にミニコンサートで発表しました。
このコラボ企画、今後も続けたいと思っています。

読み聞かせでも音楽でも、子どもが何かに夢中になり
ぐいぐい引き込まれている時の様子は
養分を吸収する植物のよう。
心が今まさにぐんぐん育っている、それが目に見えるようです。
2019年もそんな体験を一緒にしていきましょう。

2019年が穏やかで良い年になりますように。
子どもも大人も心豊かに過ごせる日々でありますように。
今年もご声援有難うございました。

(文:田中尚美先生)

Share on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin
Share on Tumblr
Tumblr
Email this to someone
email

このページを共有してください