ピース楽譜の話

shinkyoscore.jpg今日から新しい曲の練習が始まりました。

曲目はスメタナ作曲の「モルダウの流れ」。

早稲田小学校合唱団の頃から引き続き早稲田少年少女合唱団員として歌い続けて来てくれた子ども達が中学生となり、受験生となりだんだん練習に参加するのが難しくなってきた反面、早稲田小学校以外の小学校や中学校からもたくさん入団してくれました。

今年の練習はそんな合唱初心者の子ども達にも親しみやすい唱歌や、やさしい曲をメインに進めてきたのですが、いよいよ難しい曲にも挑戦します。

さて、写真の楽譜は右がヨハン・シュトラウス作曲「美しく青きドナウ」。左がシューマン作曲「流浪の民」。

小松先生の楽譜のコピーでどちらも「シンキョウ社」という楽譜出版社が発行したピース楽譜です。

ピース楽譜は文字通り1曲だけが収められた楽譜で、1冊数百円で購入できる上、練習にも持ち運びにも最適な楽譜です。

シンキョウ社に関しては装丁が素敵で内容も使いやすく小松先生お気に入りの楽譜出版社でしたが、現在この出版社は無く、大手楽器店でも限られた曲目のほんのわずかな在庫を残すのみとなってしまいました。

私のようなシロウトにはみな同じ音符の羅列に見える楽譜も出版社と使い手の相性もあるようで、店頭に足を運び実際に手に取ってみなくては購入できないそうです。楽譜も楽器と同じなのですね。

早稲田少年少女合唱団の子ども達はこの貴重な楽譜で練習することになります。
1年間練習してきた3年生の子ども達は発声の基礎ができつつあり、新しいパートで練習する子も出てきました。

楽譜に書き込みをするためにえんぴつを持参すること、と先生から子ども達にお話がありました。
貴重な楽譜にたくさん書き込んで、自分だけの楽譜を作りあげていってください。

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