ラボスイイイトコイチドハオイデ
27日の練習は少人数ながら良い音が聴けて
気持ちのいい時間が過ごせました。
やっぱり人数じゃないな、少人数でもいい音楽は創れるんだ、
と思いながらもやっぱり正直に言ってもっと団員が欲しいです。
ここでちょいと昔話を。
現在合唱団の指導をされている小松先生と
うち(ラボ吹)の山本先生が早稲田小学校金管バンドの指導を
されていた頃、山本先生がよくおっしゃっていたのが
「君達(の演奏)は ”おんがく” の ”お” の字にもなっていない」
でした。
当時の山本先生は滅多に誉めるということのない先生でしたし、
実際に山本先生からしてみたら未だ未だだったのでしょう。
先生は『小学生だからこの程度まで』なんて線引きを
する人ではないので、きっと本当の気持ちだったのだと思います。
より正確に、より美しく、より音楽的に。
子ども達は「もっと上手くなりたい」と思っていましたから、
先生の求めるものと子ども達がなりたい自分というのが
見事に一致していたのかもしれません。
山本先生は「まだまだ」とおっしゃっていましたが、
実際には小学生ではめったにやることのない大曲に挑み、
聴く人を驚かせ、感動させる熱い演奏をする子達でした。
ちなみに大曲の一例を挙げると
エリクソン「序曲『祝典』」
ホルスト「木星」
エルガー「威風堂々 第一番」
コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」などなど。
山本先生ご自身による編曲です。
たまーに
「うん、今日の演奏はやっと おんがく” の ”お” の字くらいになったね」
なんて言われようものなら最高の賛辞で、逆に戸惑うくらい稀なことでした。
日頃から未だ未だと言われ続けていた金管バンドの小学生達は
自分たちは未だ未だだと思っていますし、
小松先生からも「音楽に終わりはない」との教えを受けていましたから、
当然のように中学校でも吹奏楽部に入る子が多かったのかもしれません。
吹奏楽は金管バンドにはない木管楽器もあり、
さらに豊かな音楽が創れるというのも魅力の一つだと思います。
うちで言えば、あれから何年も経ち、山本先生の口から
「だいぶ上手くなったね」なんて言葉が出ることも
それほどめずらしくはなくなりました。
演奏する曲は流行りの曲や懐かしのポップスや、
クラシックはちょっとむずかしい曲もありますが奏者にとって
一生モノの曲になること間違いなしです。
目指すのは
『聴く人に
もう一度聴きたいと思ってもらえる熱い演奏
音楽をやる人なら
一緒に吹きたいと思うようなかっこいい演奏』
です。
しばらく音楽と離れていた人、現役で吹奏楽をやっている人、
ラボ吹でさらにいろいろな音楽に触れてみませんか?
私達と一緒に熱い時間を過ごしましょう。
お待ちしています。
まずは見学・体験から
さてさて、今年、ラボ吹は残念ながら出演していませんが
今週末は『新宿ユース・ブラスフェスティバル2014』です。
詳しくはこちら。
今年はシエナもやってきます。