KABE

今日は、練習に立ち会い感じることを綴ってみようと思います。

 

音楽に限らないのでしょうが、必ずみんながぶち当たる壁ってありますよね。

その壁の厚さや高さが人それぞれなのか、はたまた壁自体が個々によって違うのか、

その辺はわからないので置いといて・・・でも確かにあります、壁。

(壁だと思っていたら実は高ーーい階段だったり)

自分を甘やかさなかった、逃げなかった人だけが乗り越えられる。

もしかして甘やかしたり、逃げたりしたこともあるかもしれないけれど、

それでも本気で向き合う覚悟をした人。

そんな団員を今までに何人も見てきました。

そういう人は確実に上手くなります。

年下だとかそんなの関係ないです。もう完全にリスペクトしちゃいます。

若い力を見せつけられます。

音楽は人を強くするとあらためて思い知ります。

音楽が、決して誤魔化せない、嘘をつけないものだからでしょうか。

 

少し前の練習の帰り道、聞いた話です。

小学校の3年間、山本先生の指導を受けた彼女はキラキラした目で話してくれました。

今日、とあるイベントで小学校の演奏を聴く機会があったという彼女は、自分が小学校の時に

体験したこととあまりに違うことに驚いたというのです。

「小学校の時、山本先生から『音楽』を教えてもらった。

当たり前のように思っていたけれど、それってすごいことだったんだと今日初めて気づきました。」

山本先生のご指導はいつだって本気で、小学生を子ども扱いなんてしませんからね。

練習中に、難しい音楽用語も出てくるし、なによりも本気で『音楽』を教えようとしてくださっていて

いつだって真剣ですから。

子どもだから、ここまでなんて言う線引きは、先生の辞書にはありません。

「うん、うん、わかる。

それしか知らなかったから、特別すごいことだったなんて思いもしなかったんだね。

でも今日初めて・・・?・・・気づくの遅くない?」

と笑っちゃいました。

そんな山本先生、先日の練習も攻めの姿勢が実に先生らしいなぁと思いました。

でも本番は一発勝負!やっぱり定演はわくわくどきどきです。

たとえ未熟でも若さあふれる今の彼らにしかできない、かっこいい演奏を期待します。

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