11月の合唱練習風景(2018年)
毎年11月は少しだけのんびりします。
10月のイベント出演が終わり定演への準備の月。
でもハロウィンが過ぎると翌日から街はすでにクリスマスの準備!
おせちの予約受付を始めるお店も。
やっぱりなんだか気ぜわしい、、
子どもにとっては楽しい年末ですがサンタさんと大人は大忙し。
さてそんな中、定演の練習が始まりました。
でも新しい難しい曲ではありません。
むしろずっと昔から歌われているシンプルな曲ばかり。
日本人なら誰もが歌える歌、と言っても良いでしょう。
題して「日本の四季こころの歌」
赤ちゃん時代の子守歌から始まり、歌は生活の中で、子ども達の周りで
ごく自然に歌われるもの。
誰かが歌ってくれた、そんな記憶と共にあるもの。
そしていつしか自分も口ずさみ、誰かのために歌う。
四季の風物や行事の思い出と合わせ
時代を越えて心を育む歌。
文部科学省による学習指導要領でも
音楽科の共通教材として
歌い継ぎたい曲が選ばれています。
今回の定演プログラムも共通教材となっている曲ばかり。
「赤とんぼ」「花」「茶つみ」「もみじ」「ふるさと」「夕やけ小やけ」
どれもおなじみの曲ですよね。
ただシンプルな曲=簡単に歌える曲ではないんですね。
そこが気をつけなければいけないところ。
短い曲、複雑でない曲を丁寧に表現することこそ難しい。
練習ではそこを大切にしています。
例えば外国の友人に
「日本の歌を教えて」と言われたら
何を歌いますか?
オリンピックや万博で外国からのお客様をお迎えしたら
是非、日本の歌もおみやげに。
自慢出来る歌はたくさん。
歌は歌ってこそ伝えられていくもの。
次の世代と世界に向けて歌っていきたいと思います。
(文:田中尚美先生)