4月の合唱練習風景(2018年)

「これから平成30年度の合唱団の練習を始めます」

元気な掛け声で幕を開けました。
始めと終わりの号令は、その日の最年長の子が担当。
記念すべき今年度1回目はMちゃんでした。
挨拶はステージマナーに通じるので
いつも丁寧に行っています。
いつもは
「これから合唱団の練習を始めます」というセリフなのですが
気が利くMちゃんは「平成30年度の」とアレンジしてくれたのです。
おかげで清々しく気合の入った年度初回の挨拶となりました。

この時期に毎年必ず思うこと…
今年はみんな続けてくれるかな、ということです。
新しい仲間を迎えて喜ぶ一方、見送らねばならないことも。
全員が長く続けていければ良いですが
簡単なことではありません。
何となく合わないなー、そんなこともあるでしょう。

一つの大きな壁が塾通い。
早い子では低学年からということも。
中学受験を目指してもっと勉強したい!という気持ちは大切です。
テストで競い合う、それらの経験も得難いものでしょう。
でも、今一度考えて欲しいのです。
学校でも塾でも出来ないこと、ありませんか?
今しか出来ないこと、ないですか?
習い事は勉強や部活と違っていつでもやめられるもの?
いつも二の次になってしまうのはとても残念です。
習い事から得たことが勉強にもそのまま生かされたり
夢中になることで気持ちの支えになったり…
私自身は少なからず体験してきました。
余暇を楽しんだり、自分を高めたり出来る習い事
もっと大切にしてみませんか?

様々な事情で学校に行けない子達もたくさんいます。
どんな子も豊かな時間をたくさん持てること、
やりたいことを見つけて長く続けられること、
それを見守り応援していけたら、と思っています。
それには迎える私達にも工夫が必要です。
そんな願いを込め、ソルフェージュの内容も一新しました。
もっともっと楽しく音楽に近づけるように配られた
階名読みとリズム打ちの合唱団特製プリントです。
お家の方も是非挑戦してみてください。
読譜力がつくこと間違いなしです。

さあ、今年のメンバーのハーモニーはどんな響きでしょうか。
今年度も活動への応援、よろしくお願い致します。

(文:田中尚美先生)

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