それは前を向いているから
年が明け、すでに今年最初の練習も終わりましたが、遅ればせながら定期演奏会を振り返ってみようと思います。
おつきあいくださいね。
2017年12月17日(日)第11回定期演奏会が無事に終わりました。
10周年ということでメモリアルな年の記念すべき演奏会でした。
第1部は合唱団。
今回は特に趣向をこらした演出もあり客席も盛り上がっていました。
そして20分の休憩(舞台転換)を経て第2部は吹奏楽団の演奏です。
5月からずーっと練習していた曲達。
今回もたくさんのお客さまに聴いていただくことが出来て感無量です。
これも大勢の方々のご協力とご支援の賜物です。
嬉しかったのは
「合唱団と吹奏楽団、両方聴きたい」
という吉住新宿区長様からのお申し出でした。
お忙しい中、お越しいただけるだけでも有り難いのですが、私たちのことを思ってくださるそのお気持ちが沁みます。
今回も新宿区吹奏楽団有志の皆様に賛助出演していただき、フルパートに近い演奏が出来ました。
総勢23名の出演者と指揮者で舞台はいっぱいでした。
今回も(も!)全員揃ったのは本番のみ。
文字通りのぶっつけ本番です。
さて、ぱぱっと振り返ります(覚えているか心配)
1曲目は『ヴェロシティ』でした。
この曲はスピード感があふれ一気に駆け抜けるという感じの曲です。
9月の大隈講堂、11月の新宿文化センターでも演奏しました。
あの時は団員だけの演奏だったのでドラムセットの周りにシロフォン、グロッケン、ヴィブラフォンを配置。
ドラムの子が一人で何役もこなしていて本当にかっこよかった。
しかもツインペダル炸裂でした。
もう一度観てみたい、とも思いますが叶わないのがまた良いのかもしれません。
もう一人の団員打楽器も一人で5役だったかな?これは定演も変わりませんでした。
この曲はテンポが早く変拍子の繰り返しで、私は聴いていると、マリオカートWiiの「ムーンリッジ&ハイウェイが浮かんできます。
長期間練習していましたが、とにかく飽きることがないかっこいい曲でした。
2曲目は『メリディアン』
ヴェロシティもそうでしたが、うちが日本初演なのでは?と思ったほどなかなか聴かない曲でした。
ピアノやコーラスが入り宗教色が強い曲でしたがとても美しい曲でした。ええ、聴いている分には。
奏者は本当に難しく大変そうでしたけどね。
コーラス部分はシンセサイザーを使い演奏しました。
ラストへ向けての盛り上がりは本当に素敵でこれも長期間練習するのにふさわしい美しくて素敵な曲でした。
小休憩をはさんでお送りした後半1曲目(3曲目)は
クール&ザ・ギャングの『セレブレイション』でした。
この曲は新宿区吹奏楽団の皆さまにはお休みいただき
自分たちだけでの演奏となりました。
急いで客席に回ってくださった新宿区吹奏楽団の方々が手拍子で盛り上げてくださったようです。
ドラム以外は全員立奏、手が空く人は打楽器と持ち替えながらの演奏でした。
実は午前中のリハーサルは学業のため不在だった子が、本番で山本先生が目に入らず
「いきなり曲が始まってびっくりした」
と終演後に明かしてくれました。オイオイ(-ω-)/
実は当初の予定ではメリディアンが終わったところで吉住区長様はタイムリミットだったのですが、
無理を承知でこの曲まで聴いていただきました。
手前味噌ですが、団員達の演奏する姿を見ているとこの国の未来も明るいかもしれないぞ、という気持ちになります。
客席の皆様も同じお気持ちだったのか演奏後の拍手がいつまでも続きました。
4曲目『炎のたからもの』はご存知映画「ルパン三世 カリオストロの城」の主題歌です。
「ルパン三世のテーマ」を切なさと哀愁たっぷりに奏でるバリサクがかっこいい曲。
5曲目、最後の曲『私のお気に入り』は映画「サウンド・オブ・ミュージック」の中の1曲。
実は何を隠そうこれは私が幼少の頃、生まれて初めて映画館で観た映画でした。
ドラマチックなアレンジでとても素敵な曲ですが、なにげに難しくて練習中はみんな本当に苦労していました。
聴いてくださった方が、ふいに何故か”そうだ、京都に行こう”と思ってくださったら大成功です。(なんちゃって)
MCで吉川さんにもふれていただきましたが、創立の翌年5月開催の第2回定期演奏会に続いて2度目の演奏でした。
そして「アンコール」にお応えして演奏させていただいた『JOY To The Brass Rock』
「もろびとこぞりて」をテーマにブラスロックで私達から会場の皆さまへのクリスマスプレゼントでした。
今回もたくさんの方にアンケートにご協力いただきました。
特に好評だったのは『メリディアン』『セレブレイション』『私のお気に入り』でした。
楽しかったです。楽しかった分、愛した曲たちとの別れは寂しいものです。
でも、でもね。終わってしまうと「さぁ次」って気持ちになるのは何故でしょう。
それは前を向いているからなんですよね。
さ、2018年、今年も。
そうそう、今年は真面目にブログ更新。