“タテを合わせる”ということ
今日は合唱団の話ではなく、早稲田小学校金管バンドの話です。
今日9月11日、若松町のおまつりに早稲田小学校金管バンドが出演しました。
そしてたまたま今日、私は金管バンド練習見守り当番だったので本番直前の練習風景を見学することができました。
練習は1時〜3時まで。
楽器を1台1台、丁寧に先生がチューニングすること1時間強!
やっとパーカッションも入れた全員での「ハーモニー」を始めたと思ったら中断の合図。
パーカスの子ども達に、「なんのためにこのハーモニーでパーカッションがあるのか」との先生の問いかけがありました。
パーカスの子ども達の中から「初めのタテを合わせるため」という答えが出て、先生はそれに補足して「初めだけじゃなくて全部のタテを合わせなくちゃ、”心を一つに”したということにはならない」とおっしゃいました。
「タテ」???? はて…( ̄ロ ̄;)???
先生は続けて、「金管のみんながブレスしている時にパーカッションはブレスしてないから息が合わないんだ、パーカッションも同じように息吸わなきゃ」と。
あー、タテってもしかしてそれぞれのパートの楽譜の縦列の初めの音!!…かな?いやそうだよね!そうにちがいない!!
と、ひとりナットクしながらその場面を眺めておりました。
先生から解説があった後、「ハーモニー」はシロウト耳の私にもはっきり最初の演奏と今の演奏の違いがわかりました。
合唱も合奏もタテが揃わないと聞いてる人を不安にさせます。タテが合っているということは、すなわちみんなの心が一つになっているということで、聞いているこちら側も安心できるし、演奏者の心も伝わるのですね。
そんなこんなで実際おまつりでの演奏曲を練習したのは1時間ちょっと。しかも終了予定時刻より30分超。先生、アツイです。私達合唱団の先生の本番前の雰囲気そっくりで…(汗)
そしておまつり本番。
6年生によるパレード「世界にひとつだけの花」と4、5、6年全員での演奏「負けないで」と「オーメンズ オブ ラブ」。
アンコールまで出て大成功でした。想像以上に音がそろって響いていて、気迫が伝わってきました。
子ども達もですけど、先生もお疲れさまでした。