きょうの合唱練習風景(7/5)

20140705LESSON

日曜日の合唱練習。出席メンバーは10名ほどでした。
今日のテーマは「息のスピード」。

まず、「ソファミレドシド」の音でハミングします。
お隣さんと二人組になり、
二人で音・音量を合わせます。
今度は同じように全員でハミングを合わせます。
お互いをよく聞き合ってハミングすることで、
音色や響きがひとつになりました。

これを、歌の中でやってみます。
最初は「だれかが口笛ふいた」です。
小松先生が、メロディーによって「息のスピード」を変えるように指示しながら歌います。
そして「スピードメーター」をそろえてと。
これまで、この短い曲の中でのメロディーの変化を上手く表現するのは難しかったのですが
今日は生き生きと表現できた気がします。

次は「耳をすませば」。
同じように「息のスピード」を変えながらみんなでそろえて歌います。
初めは小さな輪になって歌い、
それから音楽室いっぱいに広がって指揮者に向かって歌ってみます。
息を遠くに届けることを意識して。するとどうでしょう。
10名ほどの人数で変わらないはずなのに、30名くらいいるような歌声です。
仲間を意識して息の使い方を工夫するとこんなに変わるんですね。
メンバーからも「声が遠くまで届いた」「一体感があった」という感想が聞かれました。

最後は「地球のこども」。
「息のスピード」に加え、今度は口をやわらかく動かす練習をします。
まどみちおさん作詞の素敵な曲です。
口の形を意識すると、言葉がはっきりとして言葉の意味が伝わります。
口の動きを活躍させることで、言葉の意味が伝わるだけでなく
ハーモニーがまとまりがあってきれいになりました。

休憩の後は、「流浪の民」と「美しく碧きドナウ」をCDに合わせて歌いました。
もちろん「息のスピード」を意識します。
仲間を意識することで自分もしっかりと声を出せたようで
一人一人のレベルがどんどん上がっているのを感じました。

ハーモニーが良くなったので、もっと歌いたくなり
CDに入っていた懐かしの「怪獣のバラード」と「いい日旅立ち」も歌ってしまいました。
合唱教室のメンバーは初めてでしたね。
こうしてレパートリーが増えていくといいですね。

今日は出席人数は少なかったのですが
このような練習をして、良いハーモニーが生まれ
メンバーも楽しかったそうです。
音楽は人数には関係なく、良いものを作り上げることができると
改めて実感しました。
人数が少ない分一人一人の意識が高く
自分の役割をしっかり果たそうとしてくれています。
また、自分が頑張るだけでなく、周りにも気を配り
年下のメンバーの手助けもしてくれます。

こうして1年も合唱団にいると見違えるほど子どもたちは成長しています。
本当に頼もしい限りです。
今年も子どもたちの成長に期待していて下さいね。

(文:上口郁子先生)

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