きょうの合唱練習風景(5/14)
今日のお当番はハーモニーサークルでいつも歌ってくださるお父さん。
早速「五羽のつばめ」の楽譜をお渡ししました。
「これが伝説の曲ですね、どんな曲かなと思っていました」
練習後のご感想は
「いやー難しいですねー」とのことでしたが
高校生男子団員と一緒に
アルトパートをしっかり歌って下さいました。
合唱団では保護者の方に毎回の練習のお当番をお願いしています。
団員達の見守りや事務的なお仕事が主ですが
どんどん歌声の磨かれていく過程が見られるので
それを楽しみにお当番して下さる方も多いのです。
もちろん一緒に歌っていただくのも大歓迎ですから
これからもご協力の程、お願い致します。
さて前回お約束した通り「禁じられた遊び」について
お話ししたいと思います。
これは今から60年も前に公開されたフランス映画です。
ある説によると、テーマ曲をオーケストラで演奏するだけの資金がなく
ギタリスト一人で演奏したと。
これが「愛のロマンス」というタイトルで有名になったようです。
映画はフランス映画ですが、楽譜にはスペイン民謡とあります。
これにも諸説あり…
ギタリストのナルシソ・イエペス氏がスペイン民謡をアレンジした
という説や
ルビーラという人がギターの練習曲として作曲した
という説もあり定かではありません。
映画の内容は戦争にまつわる幼い子ども達をめぐる悲しいお話しなので
私もまだ観たことがありませんし、
子ども達にもお勧め出来るのかはわかりません。
でも、このテーマ曲がとても美しく、その物悲しい雰囲気が、
表現することへの意欲をかきたててくれることは間違いありません。
喜怒哀楽、様々な感情に寄り添える音楽を
これからも子ども達と作っていきたいと思っています。
(文:田中尚美先生)