第5回 早稲田の街 スプリングコンサート★レポート
2015年3月8日(日)、「第5回 早稲田の街 スプリングコンサート」が
早稲田大学大隈記念講堂にて開催されました。
肌寒い春の雨に煙る大隈記念講堂。
続々と集まる団員たち。
舞台では、既に西早稲田中学校コーラス部のリハーサルが始まっています。
こちらは舞台上手。大隈講堂は古いからか造りがちょっと特殊。
下手には貴賓室があり、大きな楽器は上手にしか置くことができません。
早稲田大学の企画サークル「まっちワークグループ早稲田」の学生たちが
受付を設置します。
今年も西早稲田のコーエーさんに印刷をお願いして
素敵なパンフレットができあがりました。
今回はロビーに「夏目漱石コーナー」を設けました。
着々と準備が進むロビー。
そしてステージではWAOrchestraのリハが。
といっても、とにかく楽器と機材がたくさんなので
セッティングだけで時間が刻々と過ぎてゆく…(汗)
さて、そうこうしているうちにロビーの設置は終わりました。
西早稲田中の菊池先生制作の看板は、この場所で開場まで雨を避けて。
ご招待したかたがたの席も整いました。
倉庫に続く階段、
貴賓室を過ぎて、控室に続く階段、
そしてこのホール天井。
すべてが歴史を感じさせる素敵なホールが、
お客さまを待つばかりとなりました。
控室では、出演者皆で昼食。
パウダールームもあるんですよ。
さあ、開場です。
久しぶりにマコトくんも来てくれて、ドナウを一緒に歌ってくれることに。
そこで団員が出演前に控えている小講堂にマコトくんを連れて行ってみると…
歌ではなく、踊っているもよう。なにやってるんでしょう?!
解答はこのあと本番で、別の出演団体の演奏でわかります。
開演です。
新宿区教育委員会教育長 酒井敏男さん、
早稲田ミュージックラボ代表 中村廣子、
スプリングコンサート共催 宝泉寺の大塚亮英さんのご挨拶。
鶴巻太鼓塾の盛大な太鼓の演奏で開幕。
主に鶴巻小学校の子どもたちで構成されていますが、
現在は早稲田小の子どもたちも在籍しているそうです。
「ドンドラ」
「くぬぎばやし」
に続き太鼓塾ではおなじみの
「ぶちあわせ太鼓」
舞台転換では、戸山高校合唱部の上里くんが司会を務めます。
効果的な花粉症対策(!)のお話をしてくれました。
さて、次はいよいよ早稲田少年少女合唱団。
いつもの上口先生のMCに合わせ、登場です。
「怪獣のバラード」
「明日へ」
「美しく青きドナウ」
怪獣と明日へは先月の男女共同参画フォーラムでも歌いました。
ハーモニーサークルメンバーを加えたドナウも定着してきたかな。
変声期を迎えたマコトくんは、練習もナシでしたが4番パートに挑戦してもらいました。
西早稲田中コーラス部です。
「手紙」
「風をみたひと」
「証」
昨年からNHK合唱コンクールにも出場し、
めきめき実力をつけてきています。
男声パートもがんばれー!
戸山高校合唱部の今年は、親しみやすい3曲で。
「空も飛べるはず」
「果てない空」
「ありがとう」
戸山高校もすっかりこのコンサートの顔となりました。
産休から戻られた米原先生のもと、
いつもの顔ぶれに1年生のニューフェースが
バランスのとれた混声を響かせました。
(写真が小さすぎてごめんなさい!)
新宿えのき合唱団。
「みかんの花咲く丘」
「時の旅人」
「今日の日はさようなら」
曲間のMCも快活に、皆さん気持ちよさそうに歌っていました。
みかんの花咲く丘では、会場の高齢のお客さまも
懐かしそうに口ずさんでいました。
中村友美さんのリコーダー演奏。
「ソナタヘ長調」
「チャルダッシュ」
友美さんは、小松先生が早稲田小学校で音楽指導をされていた時
合唱団でピアノ伴奏をしていただいた中村智恵里先生のお嬢さまです。
素朴な音質が心地良いリコーダーですが
チャルダッシュのようなスピードと技術の演奏も聴かせてくれました。
ピアノ伴奏は、現在早稲田小学校で
音楽指導と金管バンドをご指導いただいている
戸津 幸先生。お二人は中学校以来の親友だそうです。
6年ぶりの共演にも関わらず息の合った演奏は、
まさしく腐れ縁のなせる技?!
えのき合唱団の講師でもある
平林園子先生のソプラノ独唱。
オペラ「アドリアーナ ルクブルール」より「私はおとなしい下僕」
「この道」
「ユー・レイズ・ミー・アップ」
えのき合唱団で指揮とピアノ伴奏をしていらっしゃる
先生の独唱演奏を聴くのは初めてではないでしょうか。
豊かな音域に引き込まれました。
ピアノ伴奏は我らが田中尚美先生です。
児童合唱とはまったく違うピアノのタッチに
思わず聴き惚れる筆者…
次はぜひ、田中先生の合唱伴奏ではない、ピアノ演奏を聴いてみたいと思いました。
そして偶然とのことでしたが
打合せたように同じピンクのドレスで、
ゴージャスで春らしいお二人でした。
コンサートの前半を締めるのは
出演団体全員による合同演奏「ふるさと」
はじめにリコーダーによるヴィヴァルデイの「四季」春の演奏から
平林先生による「ふるさと」独唱(ピアノ伴奏:戸津幸先生)、そして
舞台全員による合唱から、会場の皆さんもご一緒に歌いました。
後半は、リベーヌ・クラリネットアンサンブルから始まります。
「アメリカンパトロール」
「童謡メドレー」
「花は咲く」では当合唱団も飛び入りで合唱。
さらにアンコール「ようかい体操第一」では舞台にまで進出!
開演直前、小講堂でのひそかな練習はこのためだったのでした。
リベーヌ・クラリネットアンサンブルは、
一度、戸塚第一小学校でスプリングコンサートを開催した時に出演しました。
その時もテレビ番組から流行った「マルマルモリモリ」を演奏し
会場が盛り上がったことは言うまでもありません。
今回は、メンバーのお子さんも舞台に上がってノリノリで踊ってました。
大隈講堂でコンサートを開催するようになって以来
出演している早稲田大学応援部。
曲目も恒例となった早稲田大学のテーマともいえる
「紺碧の空」
そして
「応援曲メドレー」
「恋するフォーチュンクッキー」
山中湖での合宿から駆けつけてくれました。
リーダー・チアリーダーズ・吹奏楽団の皆さん
合宿の疲れも見せず精一杯の演奏と演技で元気をもらいました!
舞台のトリを飾るのはWAOrchestra。
「In The Mood」
「Take The A Train」
「Norwegian Wood」
「Sing Sing Sing」
これでもかというほどのビッグバンド・ナンバー。
(敢えて「演奏曲目」ではなく「ナンバー」という…)
Sing Sing Singは
リベーヌ・クラリネットアンサンブルとの共演。
早大応援部もバックで盛り上げます。
この曲は小・中・高の吹奏楽でも好んで演奏されますので、
筆者はこれまでも何度も聴いてきましたが
こういう曲は技術の高さもさることながら、
「一所懸命吹いてます!」とか「こんなにノリノリでやってるよ!」とかではなく、
演奏に味を出してなんぼ、と理解しました。
結局は人生長く生きてるオトナの勝ちなのですね…
そして最後はダメ押しの
「Gonna Fly Now」
“WAO”淳先生のトランペットの超ハイトーンが大隈講堂ホール内に炸裂、
早大応援部吹奏楽団に、チアリーダーズも乱入(?)
ホール中が熱くなりました。
リハでは準備にけっこう手間取っていたのに、
本番のスマートな出ハケといったら!やはりプロは違います。
実はWAOrchestra主宰“WAO”淳先生は、田中尚美先生のご主人でもあります。
かつて「新宿区子どもの音楽会」で当合唱団が「きみをのせて」を歌った時
映画「天空の城ラピュタ」の中でパズーが朝日を浴びながら吹いたあの、
「ハトと少年」を演奏してくださいました。
フィナーレは早大応援部の応援コールで
会場の皆さんもグーを突き出し「フレ!フレ!わ せ だーっ!!」
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
そしてこのコンサートをケーブルテレビ、J:COMチャンネルさんが取材に来てくれました。
本日のもようは以下の日程で放送します。
ケーブルテレビが見られるかたは、ぜひ、ご覧ください!
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番組名:「週刊みなしんワイド」 地デジ 11ch
放送日:3月14日(土)〜3月20日(金)
時間:18:00〜/23:30〜/翌12:00〜/以降1週間リピート放送
★ケーブルテレビ未加入・地域の違い等、視聴できない場合があります。
★放映期間終了後、チャンネル公式YouTube動画にUPされる場合があります。
【参考URL】J:COMチャンネル「週刊みなしんワイド」
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