きょうの合唱練習風景(11/1)
9月、10月で計3回のステージ発表を経験し
その歌声に更に磨きをかけた団員たち。
11月からは年末の定期演奏会に向けて
より中身の濃い練習をします。
定期演奏会は、今年の総ざらい。
早稲田ミュージックラボとして共に活動する
早稲田青少年吹奏楽団と作りあげるコンサート、という意味では
年に一度、唯一の一大イベントでもあります。
さて、このラボですが、
学校の枠を越え、子ども達にとって音楽が生涯の友となるような活動をしたい、
というのが発足の由来であり、支えている人達の願いです。
そのような志を持つ人は多くても、それを実行することは
なかなか大変なことで、たくさんの方々の協力や理解が必要です。
そんな中、誕生から7年継続出来たことに
改めて感謝の念を抱かずにはいられません。
音楽の楽しさ、魅力とは何でしょう。
実は何気ない瞬間や日常にあるのでは、という気がします。
基本、勝ち負けとは無縁の世界で、それがあるとしても、
その基準はどこか曖昧で、一つの客観的判断材料とするに過ぎないもの…。
そういった面は、音楽の、ほんの狭い側面に過ぎません。
コンサートという非日常空間で
磨き上げてきた技術や想いを発表することは、
演奏する私達の大きな目標であり喜びですが
本当に目指しているものは、もっと身近なところにあると感じていますし
それを伝えられる指導をしなければ、と思っています。
新曲「明日へ」「歌よありがとう」の2曲にも
だいぶ馴染んできました。
歌詞が身体に入り、一人ひとりの言葉としてしっかり語れるように
11月も気を引き締めて(でも楽しんで!)練習しましょう!
(文:田中尚美先生)