明日への勇気
5/11、ラボ吹コンサート2014が無事に終わりました。
長いブログの始まり始まり。
今だから言いますが、1週間前に発表された天気予報では傘マークが
ついていた時はあせりました。
もう、その日から祈りまくりですよ。
それから何日かして曇りマークに変わり、
また数日してお日さまマークも!!
当日は今年も例年通り暑い日になってしまいました。
でもでも、お天気に恵まれて、本当によかったです。
お天気の神様に感謝です。
演奏を聴きにわざわざお越しくださった皆様
本当に有難うございました。
そしてご協力くださった牛込第二中学校、
後援いただいた新宿区をはじめ、
お世話になった皆様、有難うございました。
当日はたくさんのお客様の中に、
新宿区教育長の酒井様、牛込第二中学校長の長田先生、
新宿区子育て支援課長北沢様もいらっしゃいました。
学校の体育館をお借りしての手作りコンサートですので、
今年も会場づくりや運営は保護者一丸となりおこないました。
当日は朝から楽器を運び、入念なリハーサル。
演奏する上で、体育館ならではの難しさもあり慎重に。
本番ではたくさんのお客様に喜んでいいただけたようです。
今年もアンケートのお願いをしたのですが、本当にご回答くださる
方が多いんです。なんと48%の方がご協力くださいました。
お客様の中には小さなお子様もいらっしゃいますので
ほぼ2人に1人ということになります。
本当に感謝感謝です。
団員達も嬉しそうに読んでいました。
アンケートでは、
『印象に残った曲は?』に対して、全曲挙がっていました。
これは嬉しいですね。
感想を一部紹介させていただくと
「音に迫力があり、リズムがぴったり揃っていて、すごかった」
「素晴らしかった」
「楽しめました」
「日曜日の午後、とても素敵な時間だった」
「少人数且つ特殊な編成ながらも聴き応えのある演奏だった」
と嬉しいものばかりでした。
アンケートにもあった『少人数且つ特殊な編成』について
ちょいと説明をさせていただきますと
本番中に山本先生も話していらっしゃいましたが
うちは、本当にちっちゃいバンドでして
今年はクラリネット不在、トロンボーン不在という
過酷な状態でした。
クラリネットパートはソプラノサックス1本で、
トロンボーンパートはホルン、トランペット、ユーフォニアムが
自分の休みのところを重点に吹いていました。
(だからほとんど休みなしです)
クラパートの子は今回ソプラノサックス初挑戦でした。
また、当日も紹介がありましたが、ユーフォニアムの子が持ち替えで
トロンボーンを吹いた曲もありました。
しかも彼女はトロンボーン未経験という・・・。
彼女のガッツに感謝です。
打楽器もウインドチャイムの一部やトライアングル、シェーカー、
クラベスも管楽器奏者の担当です。
他にも
フルートはオーボエの部分、テナーサックスはバスクラ・・・。
パーカッションのK君は山本先生から
「大道芸人を目指そう」と言われるほどのフル回転でした。
いやー、みんなよく働きます。
うちのバンドが目指しているのは
『若々しくセンスが光る熱い演奏』
ですから、まだまだ未熟ですが、個人的には
いい演奏だったと思います。
練習は厳しい山本先生ですが、前日もソロの子に
「失敗してもいいんだよ。
失敗できるのは若いうちだけだから。
それも経験となって成長に繋がっていくから。」
と、おっしゃっていました。
そう言える先生の余裕、団員を信じる気持は
ホントかっこいいです。
日頃から
「演奏者の力を引き出し、上手くするのが自分の仕事」
と、さらりとおっしゃっている先生は、眼先ではなく
常に団員達の将来を考えているんだなぁと感動します。
打ち上げでは、黙々と食べた後は、解散前に
山本先生から今回で一区切りという団員達に、恒例の
「説明」が始まりました。
「この子はこんな子で、こうするとこれからも伸びるよ」
などなど1人1人に向けて話されていました。
ほとんどが受験生なのですが、きっと先生の愛を
しっかりと受取ったことでしょう。
その中に高校3年生が2人いて、小学校の時に2年間
山本先生に金管を習っていた子達でした。
当時は先生が「もっとシビアに」を連発していましたが
小学4年生だったため、実は『シビア』の意味が
わからなかったそうです(笑)
途中間があきましたが先生と2人の付き合いは8年前というから
歴史を感じます。
最近たまたま彼女たちが小学校5年生の時の
演奏会DVDをご覧になったという山本先生、
今回の別れはきっと感慨深いものがあったと思います。
先生からいただいた言葉は、
きっと音楽だけでなく、生きていく上でも
役に立つと思います。
でもその意味を深く知るのは
もっとずっと後かもしれません。
山本先生は「みんなが緊張しているようだったから」
と本番は急遽マイクでトークをはさんでいました。
「なんか上手くなりそうだと思いませんか?」
とお客様に語りかけていた山本先生。
その姿に団員達への深い愛を感じたのは私だけではなかったようです。
アンケートで
「山本先生が子ども達に絶大の信頼を持てているのがよく分かりました」
というお言葉をいただきました。
私は今日のコンサートで団員達とお客様から明日への勇気をいただきました。
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さて、当日の様子を。
まずはリハーサル。今回は上から。
先生、ジーンズのポケットのバチが何だか職人風ですね。
本番はみんなパーカーも脱いでTシャツにジーンズです。
色や柄は自由なのでカラフルです。
今回も歌姫熱唱中。
今回はユーミンに挑戦です。
ソプラノサックスが多かった彼女が堂々のアルサクでソロ。
大人っぽい曲をしっかりビブラートを効かせてカッコよく吹ききりました。
さあ、また『0』からのスタートです。