「上杉彩乃&ザルツブルガー・ゾリステン室内楽コンサート」レポート★

ayano-concert-1

合唱団では「怪獣のバラード」など
現代的な曲をリズミカルに伴奏して下さる彩乃先生。
今日はどんなピアノを聴かせて下さるのでしょう。
期待に胸膨らませていざ会場へ。
オペラシティリサイタルホールは
初台駅直結で雨にも濡れず便利です。

全自由席なので、恐縮しつつそこはしっかり最前列に!
(さすがに中央は遠慮しましたが)
彩乃先生と目があっちゃうかも、とドキドキしつつ
小松先生、恵先生と仲良く着席。
そこへ、りくちゃん親子も到着し、
その一角はさながら彩乃先生応援団の座席になったのでした。

前半は、ピアノと弦楽器の響きに親しむにはうってつけのプログラム。
まずは弦楽器だけでヴィヴァルディの四季より「春」、
モーツァルトの「ディべルティメント」の2曲を。
ここ数日のじっとりした天候を忘れさせてくれるような
明るく伸びやかな響きです。

さぁ、いよいよ彩乃先生ステージへ。
目にも鮮やかな、ラピスラズリを思わせる
紺色のドレスがとってもお似合いで一同うっとりです。
やっぱり一列目で良かった!

ヴァイオリニストと一緒にクライスラーの小品を2曲、
更にチェリストとは「愛のあいさつ」と「白鳥」を演奏。
ここまでで既に充分幸せな気分。
色々な形のアンサンブルを
よく知られている名曲で贅沢に楽しませて頂きました。

しかし、ここからがメインです。

休憩の後は、いよいよシューマンのピアノ5重奏曲。
彩乃先生をセンターに、2本のヴァイオリン、
そしてヴィオラとチェロの5人による演奏です。
シューマンといえば…そう、「流浪の民」の作曲者ではありませんか。
いやが上にも期待は高まります。

華やかな1楽章、憂いを含んだ2楽章、爽やかな3楽章、
そして各パートがテーマをスリリングに引き継いでいく終楽章。
メロディーが他のパートへどんどん受け渡されていく様子が
手に取るようにわかります。
あまりの熱演に楽章ごとに拍手が沸き起こるというハプニングも。
それくらい息のあった素晴らしい演奏でした。

そして最後に彩乃先生から感謝のMCと
先ほどのメンバー5人でのアンコール…

今回、運動会や学校説明会などの行事と重なり
聴きに来られなかった合唱団のメンバーやご家族の皆様、
次回こそ是非!

彩乃先生とザルツブルガー・ゾリステンの皆様、
楽しいひとときをありがとうございました。

そして彩乃先生には、
これからも合唱団の伴奏よろしくお願い致します^_^

(文:田中尚美先生)

20131005ayanorecital

↑田中先生も絶賛の素敵なドレス姿の彩乃先生★
さすがオートクチュール。先生にぴったり合っています!
写真左はドレスをデザインされた照井智己さん。

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